マンション管理士の独り言・・・192

「言葉の影響力」

独り言・・・153でつぶやいた西小倉~大手町の新築5物件の順位付けに関し、どこが1位で、どこが2位であるいは最低はどこなのかをよく質問されます。
153では、1位が○○○で、2位が△△△、5位が×××なんて、図柄で表示していますから、どこが○○○でどれが×××なのかを教えてほしいみたいです。

検討中の物件が、○○○ならば安心するのでしょうが、「もし×××ならば購入を見合わせる」とか、「もうすでに手付金を支払っているが、仮に×××ならば、手付金を放棄してでもキャンセルする」、なんて強烈なお話さえあります。
また、「AマンションとBマンションのどちらかを購入しようと思うが、どちらがオススメですか?」なんていうご質問はしょっちゅうです。

しかし、これらにはお答えしていません。
つぶやき主の中では変わらずに順位付けは出来ていますし、「AマンションとBマンションならば買うならこっち」なんていうのはありますが、つぶやき主の一言で、そのマンションが売れたり、あるいはキャンセルになっては・・・、これはちょっとしんどいです。
また反対に、1位である○○○マンションやAマンションとつるんでいるように見られたら心外です。

ご相談に来られたり、セミナーをお聞きになられた方はお分かりでしょうが、どこの売主とも関係のない、第3者の専門家として客観的なお話を差し上げています。
つぶやき主の判断基準は、“管理面”に重きをおき、しっかりとした管理規約・使用細則のもとで管理組合活動がスムーズに行え、またキチンとした長期修繕計画とともに安すぎることない適正な額の修繕積立金が設定されているか、さらには将来入居者間でトラブルになる種がないか、などです。

立地・環境・利便性・学校区・設備・仕様・構造・間取り・価格・売主や工事会社の信用性などは、あまり考慮していません。
その様な事は、買われる方一人一人で判断の物差しが違っているし、その方が好きな方・良いと思う方を優先順位をつけて判断されるべきもので、第3者がどうこう言うものではありません。

管理面からの各物件の比較をお聞きになられたい方や、“マンションは管理を買え”という言葉の本当の意味をお知りになりたい方は、どうぞご相談にお出で下さい。
2月にはまた、有料ですが「1から学ぶマンション購入術」を開催する予定です。

最近は、自分の発言の重さにちょっとドギマギしています。