マンション管理士の独り言・・・411

「ホワイトデイ」

3月14日はホワイトデイらしく、バレンタインデイでチョコレートくれた人にお返しをする日だそうで、オジサンにはトンと関係ない話ですが、気分だけはあやかろうとプレゼントしちゃいます。
3月末に引き渡しを受け、新居での生活を楽しみにしている「リビオ桃園パークフィールズ」の購入者さんへ、です。
つぶやき主からこの物件について説明を受けた人以外は、誰も知らない、気づいていない、ひょっとしたら売主さんや営業マンも知らない、この物件のいいところをいっぱいお話しちゃいます。

まずは、住戸内にある住宅情報盤が専用使用部分になっているところです。
多くのマンションではオートロック設備や住宅情報盤を専有部分としています。

しかし、専有部分だとその住戸の区分所有者のものとなりますから万一故障した時に、“お金がないから、修理できない”と言われたら、修理を強制するわけにもいかず、マンション全体の防災・防犯に支障をきたすことになります。
ところが共用部分のなかで専用使用部分という扱いですから、管理組合の責任と負担でこれらを管理することとなります。

続いてコンクリート強度が他のデベロッパーのものよりも優れています。
鉄筋コンクリートの場合、圧縮を受け持つのがコンクリートで、引張を受け持つのが鉄筋ですが、その圧縮強度が㎡あたり3300t~3600tとなっていて、他のデベロッパーの2700tよりもかなり強固となっています。
また、床のコンクリートの厚み(スラブ厚)がボイドスラブ(中空スラブ)で300mmを確保しています。
多くのデベロッパーのスラブ厚は在来スラブで200mm、ボイドでも250~275mmが多い中、かなりの厚みを確保しています。
床の遮音性能はスラブ厚に比例しますので厚ければ厚いほど遮音性能は優れています。
ただし、パークフィールズは柱の間(梁間)が長く、これは遮音効果の低減を招きますので、床スラブが厚いからと言って子供さんにはしゃぎ過ぎさせないように。

駐車場が全台平置きというのも、お勧めです。
仮に機械式駐車場だったら、1パレット年間15,000円、20年でパレットの取り替え費用が1,500,000円くらいかかってしまいます。
全台平置きと言うのは、機械式駐車場のように駐車場そのもののメンテナンス費用はほとんどかからず、その収入は修繕積立金へ充当できますので、健全な修繕計画が立てられます。
もっともこの駐車場使用料は修繕積立金ではなく、管理費へ充当されるとなっていますので、管理費の削減を行って多くの余剰金を修繕積立金へ充当するようにしましょう。

おまけにもうひとつ。
長期修繕計画の精度が高いことです。
他のデベロッパーのものは、数量や工法が記載されていなくて、これでどうやって金額を算出したのか、わけのわかんないものが多いのですが、パークフィールズのものは数量も工法もキチンと記載されています。
修繕工期も適正な時期だといえます。
また、段階的に値上げされることについてもキチンと明記されています。
値上げについて記載していないシロモノが多く、総会で修繕積立金の値上げの議案を提出すると、“そんな話は聞いていない。修繕積立金が上がるとは思わなかった”、と言い出す人が必ず何人かいて紛糾しちゃいます。
予め“修繕積立金は値上がりしますよ”と購入者へ知らせていてくれると、理事会や管理会社は大助かりです。

さて、もうやがて入居が始まり新しい生活です。胸をワクワクさせて入りましょうね。
マンションライフは器だけじゃありませんよ。管理規約・使用細則などは立派なものです。あとは皆さんの理解と協力次第で快適なマンションライフが築けるはずですよ。

また、機会あればプレゼントしちゃいますね。