マンション管理士の独り言・・・471

「ゴミ出しマナー」

どこの管理組合でも年に一度は必ず「ゴミ出しマナーを守りましょう。」という掲示がされるほど、マンションライフではゴミ出しマナーに悩まされます。
“前日から出している”“分別収集となっていない”“カンとビンの収集日じゃない日に出してる”“指定袋じゃない袋で出してる”なんていうのが代表的なマナー違反です。

最近のマンションでは玄関前にゴミを出していれば、管理員さんや収集担当者がゴミ置き場まで持って行ってくれるというケータリングサービスが普通になっています。
そんなサービスがあっても前日から出したり、玄関前に出す時間に遅れて収集車が持って行った後にゴミ出しするような不届き者がいます。
仕方なく、管理員さんしかゴミ置き場の鍵を持っていなくて、入居者はゴミ置き場にゴミ出しできないとしている管理組合さんだってあったりします。

懇意にしている南区の理事長さんからのお問い合わせで、新たなマナー違反に頭を悩ませているとのことでした。
このマンションには立派なゴミ置き場があり、片引き扉で開閉します。
そしてゴミ出し日に片引き扉付近にしかゴミを出さないで困っているとの事でした。
奥の方にはまだたっぷりスペースが余っているのに、手前の片引き扉周辺にしか出さないので、しまいには扉を開けると重ねられたゴミが倒れ掛かってくるという始末です。
何度も注意書きを配布したり、掲示しましたが、治りません。
「なんかいい解決方法を知らない?」って聞かれました。

そこで、片引き扉周辺のゴミを置いてもらいたくない部分の床に黄色で「ゴミ出し禁止スペース」と斜線入りでペイントすることを進めました。
38,000円ほどかかったようですが、効果テキメンです、ピタリと止まりました。
でも本当はこんなことにお金をかけず、皆がマナーを守れば余計な出費もなかったのに、というのが本音です。

建物の維持管理や保全で管理費から出費があるのは、ある意味当然ですし、これらに支出されるお金は「活きたお金」といえるでしょうが、入居者がキチンとマナーを守れば出費する必要がないのに、それを守らないために支出するお金は「もったいないお金」です。

マンション管理士を雇うお金はどうでしょう?
「活きたお金」に決まってるじゃん。です。

最近は毎日のように久留米通いです。久留米のシルバー人材センターの「ビルクリーニング講習」の講師やお手伝いをしています。朝7時半ころに自宅を出発し、久留米に9時着。
午前中は講師などをして昼1番で北九州へ帰ります。往復200キロをここ何日間も続けています。
昼食は当然、「久留米ラーメン替え玉付き」です。うまい店をもう何件も見つけました。

11日はお泊りです。久留米は「焼き鳥」発祥の地でとても美味しいらしいです。
楽しみです。
どんなに遠くても、嫌でも、お金にならなくても、どんな仕事でも、その中に喜びを見つけるのが得意です。
ほとんど食べ物とか、綺麗な女性に片よっちゃいますが・・・。