マンション管理士の独り言・・・494

「新築マンション評定・・・リビオ一枝学園並木通り」

つぶやき主が以前勤務していた日鉄ライフ➔新日鉄都市開発➔新日鉄興和不動産が分譲しているマンションです。
つぶやき主がいたころのメンバーはガラッと変わっていて今ではもう何もかも違う会社のようです。

構造から見てみましょう。
水:セメント比が50%以下に設定されているようです。
市内のマンションはどこも55%に設定していますので、それらに比較してかなり圧縮強度に優れていると言えます。またアルカリ質が高いので鉄筋の防錆効果も期待できます。
階下への遮音性能の基礎となる床スラブですが、275mmのボイドスラブを採用しています。275mmそのものは標準的な厚さといえますが、前回分譲された桃園パークフィールズでは300mmを採用していました。???これには首をかしげます。
どの売主も遮音性能向上のために厚くする傾向にあります。
しかも1部250mmの住戸もあるようです。
購入者は要チェックです。
300mmのパークフィールズでさえ、何人かの方から「音」に対してご相談を受けているのに・・・。

駐車場は全戸に1台で2台目を希望する方は縦列か、機械式があてがわれるようです。
面白い形式ですが、機械式駐車場は維持メンテナンスに費用がかかります。パレットに亜鉛メッキ処理が施されているかどうかの確認が必要です。

工期については何故か確認番号しか記載されていませんから認可の日=着工日が不明ですが、27年3月竣工の4月入居です。4月入居とありますが、間違いなく3月引き渡しです。つまり3月竣工の3月引き渡しです。
竣工~内覧会~手直し~確認会~引き渡しというスケジュールになりますから、この設定ではかなり窮屈です。
前回あんなにお客様にご迷惑を掛けたのに・・・。
どんなご迷惑かは敢えてつぶやきませんが、3月末の決算を優先させていると言われても仕方ないでしょう。
また建築工期は充分な設定がなされているのでしょうか?
竣工後すぐに雨漏りなんてしないように、願いたいものです。
顧客第一志向であってもらいたいものです。

販売代理会社さんが、ダックスさんです。
52,500円の販売事務手数料が必要のはずです。
何度もつぶやきますが、これを徴収しないと売主さんだっていっぱいあります。
つぶやき主はわざわざ県庁の宅建指導課まで出向いて話し合いましたが、「契約書に書かれていて購入者も納得ならば有効です」との回答です。
もし今回これを徴収しないならば拍手喝采ですが・・・。

仕事柄、最近はいろんなご相談が入ってきますし、これをつぶやけば「どこぞやのマンションは売れなくなっちゃう」なんて情報がいっぱいあります。
つぶやけないことがホントに多くなって困ります。

パークフィールズでは、“専有部分で灯油ストーブ禁止”なんていうヘンテコな規定がありましたが、まだあるのかしら・・・。