マンション管理士の独り言・・・58

いささか古くなりますが、(財)マンション管理センターが平成20年3月に発行した「マンション管理の新たな枠組みづくりに関する調査検討報告書」より、興味ある記事を何回か掲載させていただきます。
マンション管理組合およびマンション管理会社へのアンケートによれば、マンションでかかえている問題点は大きく次の5つです。

① 役員のなり手不足
② 組合活動の無関心の増加
③ ルール違反居住者の増加
④ 滞納者の増加
⑤ 修繕積立金不足
このうち①役員のなり手不足の主な原因としては、「高齢化」を挙げる管理組合が最も多く、「賃貸化」、「無関心」と続きます。

そしてマンション管理士へのヒアリング事例が取り上げられていますが、今回は事例1を
ご紹介します。
 区分所有者がみな無関心で、理事会も総会も開かれず、修繕積立金はほとんどなく、未収金も長期にわたり放置されている状況である。大規模修繕工事はもとより鉄部塗装工事も行われないため外観も既にスラム化の様相となっている。管理業者より修繕積立金増額による資金確保、修繕工事の提案があっても、合意形成ができないため、管理業者からこのままでは管理委託契約継続が難しいといわれた。

こうなったら手遅れです。マンション管理士でも弁護士でも解決できません。
早めに「エースマンションコンサルタント」へご相談を!