マンション管理士の独り言・・・59

前回に引き続き「マンション管理の新たな枠組みに関する調査検討報告書」より、ご紹介します。
生々しい、マンション管理士へのヒアリングです。
 3年前に自主管理に移行し、80歳の理事長1人で頑張っているが、他の居住者も高齢化し理事会を構成できない。屋上の給水ポンプからの漏水が始まり急を要する状態であるが、年金生活者が大多数を占め、一時金の徴収、修繕積立金増額による資金確保に関する合意形成が困難となり、前に進むことができない状況である。管理会社の引き受けてもいない。
 

さらにもう一つヒアリング例を
 管理規約が3ページのものしかなく、一応、会長なるものが選出されており毎年総会も開かれていたが、押し付け合いの持ち回り選出のためマンションを管理する責任者という意識は希薄で、大きな修繕はほとんどおこなわれていない。エレベーターはすでに危険な状況で、知識がなく保険も全く掛けられていない。まともな規約がないため借入もままならない。

悲惨な状況です。
あなたのマンションではこうはならないように、積極的に管理組合活動に参加しましょう。
ご不明な点やご相談は、ご遠慮なく「エースマンションコンサルタント」へ