マンション管理士の独り言・・・678

「マンションを買うという事・・・新バージョン」

「マンションを買うという事」初級者向け
1、専有部分の区分所有権を取得する 2、共用部分の共有持ち分を取得する 3、敷地の共有持ち分を取得する と3つの物を取得するって事です。“ぼちぼちマンションを購入するかっ”て初心者はこの3つの意味を理解することから始めましょう。
「独り言」のどっかでつぶやいているはずです。

「マンションを買うという事」中級者へ向けては、4、管理規約・使用細則・総会の決議を順守する義務を負う 5、管理費・修繕積立金の負担義務を負う 6、管理組合員になる
となります。
マンションを購入すればこれら負担や遵守義務を負うという一面があることも理解しなければなりません。
これらを理解せずに初級者程度の知識理解でマンションを購入されると、本人もこんなはずじゃなかったと思うことになりますし、また管理組合も初級者程度の人に合わせての活動になるので手間暇かかって仕方ありません。
中級者向けの4,5,6についても「独り言」のどっかでつぶやいているはずですので、探してください。
678もつぶやいていると、どこで何をつぶやいたか、訳わかんない状態です。

今回はもう一歩進んで「マンションを買うという事」上級者向けをつぶやいちゃいます。

7、上下左右にお隣さんがいる 
当たり前のことのようですが、分譲マンションだから隣戸の音が聞こえないって思っている方がいます。
或いは賃貸マンションより格段に遮音性能が高い、なんて錯覚している人がいますし、無責任な営業マンはそんなセールストークをへっちゃらで使います。
遮音性能は賃貸でも分譲でもコンクリート構造物でスラブ厚が一緒なら遮音性能は同じです。
スラブ厚というのはコンクリートの厚みのことで、これにより遮音性能は大きく異なります。当然ながら厚ければ厚いほど遮音性能は向上します。
市内マンションでは在来スラブ200mmか、スラブ内を中空にしたボイドスラブ275mmが標準です。
遮音等級LL45、LH50程度です。
客観的には上階のスリッパの音は聞こえないがサンダルの音は聞こえますって程度です。また、同じスラブ厚でも梁間があるほど遮音性能は劣化します。
柱と柱とをつなぐ梁の間が広がれば広がるほどたわみも出てくるし遮音性能はダウンするっていうのは当たり前です。
特に階下への遮音には気をつけて生活しなければなりません。
リビングにアクセントラグをひくくらいの配慮がほしいものです。左右の住戸に対しても、テレビを壁から少し離して置く、ピアノを弾く時もアップライトピアノの場合ピアノの裏側から音が出ますので、壁から離し、さらに壁に暗幕を下げるくらいの配慮も必要です。

8,9と続きますが、今回は7までです。
この手法が「独り言」を678まで続けていけるコツです。

コツって言えば、「スタップ細胞を作るのはコツがいります」の小保方さんはどうしてるのかな?