マンション管理士の独り言・・・973

マンション管理士の独り言・・・973

「無記名のご意見」

エレベーター内に“マナーを守りましょう!”という張り紙が出されました。
誰が張り出したのでしょう?理事ではありません、もちろんつぶやき主でもありません。
張り紙に書かれていることは、“ゴミ出しルールが守られていない”とか、“深夜でも開放廊下で大声で話している人がいて最低限のルールが守られていない。”“共同住宅のマナーを守りましょう”というもので、それ自体はなるほど、と思えるものです。
しかし、理事会を通さず、ましてや無記名というのはいただけません。
それを見つけた理事が早速剥がしました。

エレベーター内や掲示板などの共用部分や設備に張り紙を出すときは、理事長へ届け出たり、或いは理事会の承認を得ることが必要です。
しっかりした管理組合では、管理組合『承認』スタンプを押しているところもあります。
また、基本的に無記名のご意見は採用しません。無記名だと、無責任な意見や要望になったり、場合によれば特定の個人攻撃なんかもあったりします。
なるほど、と思われる内容であっても、無記名でのご意見は採用しませんし、対応もしません。

アンケートの備考欄や目安箱を設置してご意見をいただくことがありますが、これはもろ刃の剣です。
理事長や理事会が、出されたご意見について真正面から受け止める度量と意気込みがなければ、やらない方がましです。
折角意見したのに、全く検討しなかった。対応しようという素振りさえなかった。では、今後意見するのは“や~めた”となってしまいますし、管理組合活動にも距離を置かれちゃいます。
出されたご意見に対しては、検討した結果、このようにしました。とご意見者にリターンしなければなりません。
ご意見者の意見に沿えない結論となった場合でも、そうです。

特に“べき”論については対応が厄介です。
例えば、「総会参加者が少なくなっているから、役員全員で参加してもらうように戸別訪問すべきだ」「2社から見積もりを取るのではなく、5社くらいから取るべきだ」「上下階の騒音トラブルに関しては役員が下の家に行って、どのくらいの騒音なのか確認すればいい」など、です。
なるほど、そうする方が良いに決まってますが、実際には無理ですよ、ってなっちゃいます。
「勘弁してよ、そこまでは出来ないよ」です。
つぶやき主は、目安箱やご意見箱設置にはあまり賛成はしません。

18日(火)ウェル戸畑で、「地域の力 報告会」が開催されました。ちょっと顔を出しましたが、大入り満員でビックリしました。
「新築マンションへの自治会加入促進」というテーマでは、つぶやき主の名前が紹介されていました。

よく河内へ自転車で登ります。アジサイの湯が12月いっぱいで閉鎖されるようです。スペースワールドに続いてアジサイの湯までが、です。残念です。
八幡東区は、大蔵の“かかしうどん”と“エースマンションコンサルタント”とで盛り上げていくしかない、と腹を決めました。同級生だし。