マンション管理士の独り言・・・458

「アーティックス井堀ソルパラツオ」

2日の土曜日に「アーティックス井堀ソルパラッツオ」の内覧会に同行してきました。
界壁は木軸に石膏ボードと手の込んだ仕上げになっています。
もともとが平滑な石膏ボードの上にクロスを貼るのだから、当然ですが綺麗に貼られています。
最近はコンクリートの上に直接クロスを貼る仕上げはほとんど目にしなくなりました。
2重床に2重天井、さらには2重界壁なんてのが主流のようです。
そして固体電波音を減少させるためにシステム床も採用されています。
さらに将来手足が不自由になった時のために玄関ホールの壁には、予め手すり下地も取り付けられています。
平行・垂直も高い精度で確保され、壁の傾きもありません。
立派な仕上がりです。お上手です。

敢えて言えば、バルコニーの水栓にスロップシンクが欲しかったなと感じました。
そもそもバルコニー床は防水仕様になっていないのに、“これじゃ蛇口ひねれば、床シートに垂れ流しジャン”です。
これから住まれる方は、蛇口の下には必ずバケツを置いて下さいね。
でなきゃ、そのままでずっと使い続けると階下へ漏水しちゃうかもですよ。

また、バルコニー排水溝が1か所しかないためかなりの長い距離を勾配とって排水しなきゃなりませんが、少し勾配が緩いのかなって感じでした。
苔が生えてきたりすると大変です。

でも最近のアーティックスシリーズは好調なのがこの物件でもよくわかりました。
デザイン性がとても優れていておしゃれって感じです。
どっかのマンションみたいに公団にちょっと毛が生えた程度のファザードじゃありません。売れるだろうな、って印象です。

褒めたりけなしたりで申し訳ありませんが、管理規約はいつものまた同じところを間違えていました。担当者には何度も教えてあげたのに・・・。

そんなこんなで、内覧会同行ではいろんな方にいろんな質問を行いましたが、丁寧にお答えいただきまして有難うございました。お騒がせしました。
「アーティックス井堀ソルパラッオ」については、なかやしきの営業マンより、管理会社であるなかやしきエステートサービスより、とても詳しくなっちゃいました。

9月半ばから、ベイトリア門司マリーズの内覧会です。
もう沢山の同行予約をいただいています。2チームでこなせるかなって感じです。
ベイトリア門司マリーズで特につぶやきたいのは、長期修繕計画が以前よりはだいぶマシになってきたな、ってことですが、それでもまだまだお寒い内容です。

内覧会時には、なかやしきさんからまた嫌な顔されるでしょうが、商売ですからご勘弁を