契約書について その1

マンションを購入する際は、売買契約書を取り交わします。
何故、取り交わすのでしょう?

民法では、売買契約は、諾成・双務契約に分類されます。
諾成契約というのは、当事者双方の合意だけで有効となるものです。
したがって、口頭(口約束)での取り決めだけでも売買契約は有効に生じますが、後々「言った、言わない」等のトラブルにならないように、書面により意思を確認します。 これが、売買契約締結という行為となります。また、双務契約とは、当事者各々がなさなければならない義務のある契約を指します。つまり売主には、目的物を引き渡す義務があり、他方買主には、代金支払い義務があります。